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第124話 君が言う通り、俺は最低だ

last update Petsa ng paglalathala: 2026-08-24 20:36:06

「そうだ」

 驚きはなかった。

『手放したくない。守りたい』

 以前、朔弥さんはそこまで言った。でも、離婚を切り出した朝に、なぜ一条さんの入社まで告げたのかは、ずっと気になっていたのに、聞けないままだった。

『離婚しよう』

『仕事の体制も変える。一条澄麗を入れる』

 あの言葉を思い出すだけで、今も指先が冷たくなる。

「なぜ、この二つを一緒に言ったんですか」

「澄麗との縁談を断った翌日、一条側から融資を見直すと連絡が来た。母からは、君の父親の事務所にも影響が出ると言われた」

「だから私と離婚しようとした」

「ああ。君を御門から外し、一条とは俺一人で話をつけるつもりだった」

 勝手すぎて、すぐには言葉が出なかった。

「……では、一条さんを会社へ入れたのは」

「縁談を断る代わりに、一条側から求められた。社内へ入れれば、両家の関係は続いていると示せる」

「それで、私の下につけたんですか」

「それは俺が決めた」

 朔弥さんの両手が、ひざの上で組まれた。

「君の下なら、澄麗も勝手なことはできないと思った。間違ったことをしても、君なら止められると」

「私を守るた
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  • 子どもはまだかと責められ、夫には離婚を告げられましたので、都合のいい妻は卒業します   第3話 それ以上、口を開いたら

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